第2章 鞭打ちのお仕置きを宣告される奈穂子

 実技試験、追試と続けて不合格になった有森奈穂子は、土下座して懸命に新人監督の
松嶋典子に懇願しました。

奈穂子「お願いします、もう一度だけチャンスをください。どうしても、この新人合宿で実技
    試験に合格して、K大学応援団チアリーダー部の正式部員になりたいんです。」
典子「わかったわ、奈穂子がそこまで言うのなら特別にもう一度だけチャンスをあげるわ。た
   だし、今度も不合格の時は厳しい罰を与えることになるけど、それでもいいかしら?」
奈穂子「ありがとうございます。絶対に合格するように頑張ります。もし不合格の時はどんな
    厳しい罰でも受けますから、よろしくお願いします。」

 特別にもう一度だけ与えられた奈穂子の追試が始まりました。さすがに、奈穂子は気持ち
を集中して注意深く演技を行ない、1回目・2回目そして最後の3回目のバトンキャッチも見
事成功し、今度こそ晴れて合格するように思えました。しかし、奈穂子は3回のバトンキャッ
チの成功につい気が緩んだのか、その直後の簡単な振り付けを間違ってしまいました。そ
の瞬間、典子の厳しい声が飛びました。

典子「奈穂子、もういいわ、今度も不合格よ。せっかくチャンスをあげたのに時間の無駄だ
   ったわね。約束どおり奈穂子には厳しい罰を与えることにします、お仕置きよ!」
奈穂子「えっ、お仕置きって何するんですか?」
典子「お仕置きといえば、お尻叩きに決まってるでしょ。といっても子供じみた平手によるお
   尻ペンペンじゃないわよ、鞭打ちよ。体罰の本場英国の学校でも数年前に残酷すぎ
   るという理由で使用禁止になった鞭・ケインでお尻を10発叩かれるのよ、いいわね。」

 典子は、体育館の控室に置いていたケイン(長さ90センチ、太さ6ミリの細長い籐製の鞭)
を取りに行きました。それは、今回の新人合宿で1年生が練習開始時刻に遅刻したり集団
生活の規則を破ったりしたら、厳しい体罰を与えようと典子が用意したものでした。しかし、
1年生は真面目な合宿生活を送ったので、今までケインを使用する機会はありませんでし
た。鬼のような恐い形相になった典子が、右手にケインを持って戻って来ました。

奈穂子「イヤッ、そんな野蛮な鞭でお尻を10発叩かれるんですか?」
典子「そうよ、ところで、奈穂子は今までに学校や家庭でお尻叩きのお仕置きを受けた経
   験はないのかしら?」
奈穂子「そんなお尻叩きのお仕置きなんて、今まで一度も受けたことがありません。」
典子「そう、奈穂子はお嬢様としてずいぶん甘やかされて育てられたようね。お尻を叩か
   れるのが初めてだからって、手加減はしないわよ。覚悟しなさい!」

 いよいよ奈穂子へのケインを使った情け容赦ない鞭打ちのお仕置きが始まろうかという時
に体育館のドアが開いて、夏にもかかわらず学生服を着た5人の男性が入ってきました。
今日の正午からはH大学応援団男子リーダー新人合宿のために、この体育館が使用され
ることになっていたのでした。1年生4人の後に入ってきたH大学応援団4年生幹部で新人
監督のS君の姿を目にして、典子が話しかけました。典子とS君は、同じ六大学応援団4年
生幹部ということで顔見知りでした

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