第2章 千絵お仕置きシナリオ

 “チアリーダー新人合宿”の最終日は午前中で練習が終了し現地解散、午後からは
入れ替わりに“男子リーダー新人合宿”がスタートするというスケジュールになっていま
す。

 いよいよ“チアリーダー新人合宿”の最終日の午前中の練習が体育館で開始されまし
た。
 1年生はいつものように、チアリーダーのコスチューム、すなわち、上半身は白のスポ
ーツブラの上に青のタンクトップベスト、下半身は純白のパンティー、透きとおる肌色パ
ンスト、青ブルマー、白スコートを履き、さらに練習用の膝まで隠れる黒スパッツを着用
しています。
 その最後の練習の監督指導は由美子一人に任せ、典子は誰もいない1年生の部屋
に入り、千絵のスポーツバッグの中に典子自身の高級ブランド財布を入れました。
 そして、そのスポーツバッグを持って体育館に戻ってきた典子が「練習終わり、1年生
集合!」と声をかけ、1年生10人は典子と由美子の前に横一列に整列しました。

 険しい表情の典子は、いつもよりきつい口調で話し続けました。
「さあ、今すぐ1年生は全員正座して私の言うことを聞きなさい!(1年生は全員正座し
ました。)私の財布が昨日紛失しました。私はどこかで落としたものと思っていましたが、
1年生の中に私の財布を盗んだ犯人がいるという密告がありました。私はこの中に泥棒
がいるなんて信じられませんでした。きっと、何かの間違いだろうと思いました。でも、
残念ながら、私の信頼は裏切られました。確かな証拠が出てきたのです。
 盗んだ人は、きっと魔がさしたのでしょう。今、自分から罪を認めて謝れば軽いお仕置
きで許してあげます。
 3分間だけ時間をあげるから、正直に自ら名乗り出なさい!」

 そして、誰も名乗り出ないまま静かな沈黙の3分間が過ぎました。
 典子が1年生に「わかりました。自首する気はないらしいわね。では、自分が犯した罪
を認めるまでたっぷりお仕置きしてあげるから覚悟しなさい!」と厳しい口調で言いました。
「それでは、お仕置きの用意をしてちょうだい。」と典子に頼まれた由美子が体育館の隅
に置いてあった“体操競技用の跳馬台”と“お仕置き用パドル”を運んできました。

 典子は、正座している1年生10人の目の前で、持ってきたスポーツバッグの内ポケット
から典子の高級ブランド財布を取り出し「これが証拠よ。このバッグの持ち主が犯人よ。」
と言うと同時に、バッグの反対側の側面部を1年生に見せました。
 そこには“CHIE”と名前の刺繍がしてありました。
 そのスポーツバッグが自分のものであることを知った千絵は呆然として「うそっ、信じら
れない、そんなはずありません。」と驚きの声を上げました。

典子「千絵さんは往生際が悪いわね。これでもまだ、自分の罪を認めないの?」
千絵「私は絶対にやってません。本当です。信じてください。」
典子「このバッグは誰のものなの? 千絵さんのバッグじゃないのかしら? 違うの?」
千絵「そのバッグは確かに私のものですけど、私は人の財布を盗んだりしてません。」
典子「もう言い訳は聞きたくありません。いくら口で言っても自分の罪を認めないのなら、
   貴女のお尻に“お仕置き用パドル”で聞いてあげます。お仕置きです! さあ、千絵
   さん、立ち上がって前に出てきなさい!」
千絵「何で財布を盗んだ犯人じゃない私がお仕置きを受けなければならないんですか?
   濡れ衣です。」
典子「濡れ衣? 貴女の部屋には1年生10人しか入れなかったのよ。ということは、同期
   の友の仕業だというのね。一番信頼しなきゃいけない同期を疑うなんて最低ね。」
   「他の1年生9人は、もう帰っていいわよ、解散! 同期の仲間を疑うような最低の女
   は見捨てて帰りなさい!」

 さっきまで千絵に同情して心配そうに見つめていた9人の1年生は、一転して千絵に
冷たい視線を浴びせ、立ち上がると千絵を見捨てて、さっさと帰ってしまいました。

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