第3章 全校公開お仕置きを受ける奈穂子

 田園スパルタ女子高では、5月下旬に運動会が行なわれます。したがって、5月
の体育の授業はほとんど、運動会の練習および準備に充てられます。
 今日は運動会を目前に控え、午後からは3学年計9クラス合同で運動会の全体
リハーサルが行なわれます。1年B組では、その日の午前中の体育の授業で
“運動会の花・クラス対抗リレー”の代表選手選考競走を行ないました。

 奈穂子は運動神経抜群で足も速く、普通に走ればリレーの選手に選ばれるのは
間違いないところでしたが『リレーの選手になっても疲れるだけで、かったるいわ。』
とやる気がなく、わざと手加減をして選手に選ばれないような走りをしました。
 結果は奈穂子の思惑どおり、リレーの選手4名に選ばれることはなくホッとしました
が、後で後悔することになろうとはこの時点では奈穂子も予想していませんでした。

 午後1時、運動会の全体リハーサルのために全校生徒90名が体育館に集合、
クラスごとに整列し、先生20名全員も揃いました。そして、運動会の指導責任者
である鬼沢先生(もちろん右手にはケインを持っている)が舞台に上がり、運動会
に対する心構えを話し始めました。

「運動会は、運動が得意な生徒も苦手な生徒も“一生懸命全力を尽くす”ことに
意義がある。そのつもりで、頑張って欲しい。運動が苦手な生徒が一生懸命全力
を尽くす姿は美しく感動的だ。
 逆に運動が得意なのに全力を出さずに手抜きをする生徒は大嫌いだ。そんな
生徒を先生は許さない。今日、1年B組の体育の授業でクラス対抗リレーの代表
選手選考競走を行なったが、やる気がなくわざと手抜きをした生徒が1名だけいた。
 今からここで、その生徒のお尻を20発鞭打ちしてやるから覚悟しろ!
全校生徒および先生全員の前で“公開お仕置き”だ。
1年B組松田奈穂子、今すぐ走って舞台へ上がってこい! 早くしないと鞭の数を
増やすぞ。」と言い終わると、鬼沢先生は右手に持ったケインをビュンビュン振り回
して、奈穂子を待ち構えました。

 奈穂子は、渋々ながら走って舞台へ上がり、鬼沢先生の横に立ちました。そして、
鬼沢先生に向かって言いました。
「先生、今ここでみんなの前で“公開お仕置き”をするのだけは許してください。
あまりに恥ずかしすぎて耐えられません。“公開お仕置き”さえ勘弁してくれれば、
後で鞭打ち100発でもどんな厳しいお仕置きでも受けますから、お願いします。」

 鬼沢先生は、奈穂子のお願いを冷たく撥ね付けました。
「いや、それはだめだ。今ここで“公開お仕置き”をすることに意味がある。
さあ、後ろを向け! そして、両手は膝に置いてみんなにお尻を突き出して、
お仕置きの姿勢をとれ!」

前のページへ戻る次のページへ進む目次へ」「ホームへ戻る